奨学金?

1】政府奨学金=168万円。

政府奨学金の本当の名前は「介護福祉士修学資金奨学金」で、貸与奨学金ですが、一定の条件のもと、返済免除となります=返さなくてよくなります=もらえますので、資料の中には「給付奨学金」という名前になっているものもあります。

では、①その条件とは何でしょうか?
②誰に支払われるのでしょうか。
③保証人は誰なのでしょうか。
④168万円は、どうやって支払われるのでしょうか?
⑤どうして、こんな大きなお金が貸してもらえるのでしょうか?

①もらえる条件
介護福祉別科卒業後、5年間、ちゃんと指定の介護施設で働く。

では、そうしなかった場合、どうなるか。
卒業後、4年11カ月、介護で働いても、168万円を返さなくてはなりません。

では、
②誰に支払われるのでしょうか。
1学年中、面接に合格した5人だけに支払われます。本当はN2でないと大学・専門学校には入学できません。でも、N3でも特別に会話が上手な人にはチャンスが与えられます。

③保証人はだれ?
学校が保証人になりますので、万が一、5年間という約束が果たされなかった場合は、学校にお金を返さなくてはなりません。

④どうやって支払われる?
一度に支払われるのではありません。介護福祉士になってもらうための奨学金であることがよくわかりますね。また、形としては政府から学校に支払われます。学校が奨学金を申請したからです。

入学準備金:20万円(1回)
生活 費:毎月5万円(24回)
試験対策費  4万円(2回)
就職準備金:20万円(1回)

⑤どうしてこんな大きなお金が介護にだけもらえるの?
日本は世界中で一番高齢化が進んでいます。また、少子化で若者は減ってきています。
海外から優秀な外国人に来てもらって、日本人と同等(かそれ以上:国家資格を取得した場合は日本人以上)の給料を支払い、介護業界の人手不足を解消しようとする中、このような奨学金制度が生まれました。

助成金によって創設されたこのような奨学金は、日本人の払う税金から捻出され、優秀な外国人に支払われることになります。

2】施設奨学金
政府奨学金がもらえなかった場合:
入学面接時に、高齢者介護施設の責任者と(も)面接し、合格した場合、その施設があなたの保証人=スポンサーとなります。
あなたを雇いたいので、あなたのために、あなたに代わって大学に学費を払ってくれる仕組みです。
給料の前倒しとも言えます。

①条件:その施設でアルバイトをし、卒業後も、その施設で5年間働きます。

②誰に:学費が全額自分で準備できる人はいいのですが、できなくて、政府の奨学金ももらえない人で、入学面接に受かった人は全員。

③保証人は?:あなたの親がなれない場合は、あなたを雇いたい施設自体があなたを保証します=あなたの保証人になります。施設が保証人です。

④どうやって?
施設があなたに代わって学費を支払います。
その学費は、卒業後、施設に勤めた給料の中から引かれます=天引きされます。

⑤どうして?
世界一高齢化が進んでいる日本は、しかし出生率は低くなっており、高齢化を支える人手は不足しています。特に若い人が不足しているので、優秀な若い人達なら外国人でも是非来てもらいたい、そんな気持ちで介護施設はあなたの保証人になります。

3】寮費半額給付奨学金(きゅうふしょうがくきん)=60万円
くれる60万円は、寮に住むお金+水光熱費の半額です。

寮の家賃は4万円ですから、1年で48万円。2年で96万円。
そして水道・電気・ガス代が約1万円/月。1年で12万円、2年で24万円になり、合計で120万円。
その半額で60万円/2年!

このお金は学校がくれます。
毎月25,000円くれるイメージです。(毎月25,000円が余分に貯金できる!)

万が一、途中で退学しても、かかったお金を返さなくていいですが、学校がくれる意味は、途中で退学しないように、くれるわけです。
一人でも「お金が大変だから」という理由で退学してもらいたくなくて、お金をくれる訳ですから、最後まで絶対にがんばりましょう。

4】日本への奨学金=つばさ奨学金

日本語オンラインの授業料は全額無料となり0円です。
授業に全て出た人を「皆勤(かいきん)」と言い、欠席のなかった人には「皆勤賞(かいきんしょう)」が贈られます。

ビザ申請サポートは、皆勤賞の学生だけに贈られ、0円です(履歴書の指導や翻訳等すべて行います)。
これは、つばさ奨学金が当てられており、つばさ基金から全額出ています。

「つばさ奨学金」=「日本への奨学金」で、「日本『への』奨学金」=『への』『への』もへじねこマークです。